注意! これは数学の参考書です。 ラノベじゃないから恥ずかしくないもん! 出合い 量子結晶のデモ 特別に見せてやる。 未完成だけど、世界を覆す大発見 計算センター、自慢のスパコン。 超並列処理で、シミュレーションなんかをやっている。 ちょっとだけ学生に切り売りしてるんだ。 ライバル登場 初桐 咲 (ハツトウ サク) そして、A。 「・・・あのぅ、こうじゃないですか?」 難問をあっさり横取りする。 三次方程式の解法 この娘、方程式マニア?! 感じる、私と似たような空気を。 まさか、彼女も魔法使い?! 最近シレンがちょっとおかしい。 量子結晶に、異常なまでの執着。 士錬くんを学校で見なくなったのは、それから程なく ・・・もう行く必要が無いんだ 学校、研究室に顔を出さなくなる 思い切って、自宅への押しかけ。 ライバルとの勝負! ごはん作ってあげる! 得意の中華料理 .vs. 家庭的な和食 Gといっしょに秘密をあばきに行く。 盗み見の泥棒家業か? かっこよくスパイって言いなさいよ。 穀潰し、今風に言えばニートなんだから、ちょっとは役に立ってよね。 夜中に動ける。 シレンの秘密 「組織」とコンタクトして、やばい仕事を請け負っていた。 例の青い結晶による暗号解読。 鑑みて知れ、鑑み下がって倫理を守れ。 シレンを問い詰める。 金さえあれば、何でもできるんだ。 「組織」は俺の才能を認めてくれた。 学校がなんだ、 リンの欲しいものがあれば、何でも買えるんだぞ。 もう、いいんだ。いいんだ! なぜ泣くの、こんなことで泣かなくったって、いいじゃない! そう思うと、ますますなみだが溢れてくる。 最後の魔法、願いとも、魔法ともつかぬ思い、それは自然に発動する。 Gを召還。 Gとシレンの出合い いま、わかった。この2人は似てる、空気がそっくり。 同じ極同士は、互いに反発する。 出会った瞬間にわかった。こいつとは全くソリが合わない。 一番嫌いなタイプだって。 ---------------- ストーリーの流れが破綻?! まとめなおせ -------------- Gとシレンの勝負 問題を出し合う形 RSA129 (or その後の問題) http://en.wikipedia.org/wiki/RSA-640#RSA-200 G、暗算で解く 解読した暗号の最後の署名、r1NnMyL0vE ばかっ! 思わずカッとなる。 G、気付いてんのかな? 気落ちしたシレン。 「君の仕事がどんな成果を上げているか、見たくはないか。」 ここで組織の最終成果 HAL研、プレプリント 「信じられないけど、あんた、人間じゃないな。」 「かつては人間だった。 そう、ちょうど君のような人間だった。」 「組まないか。」 「考えさせてくれ。」 シレン、がっくり気落ち。 夜明け。 しかし、落ち込んでいるゆとりは無かった。 第3のハッカーから、会合の連絡が入ったからだ。 Aの登場 歴史を変えてみせよう。 ここのネットワーク環境がベストだったから。 全員が集まれるのは、夜のうちだけ。 昼になると、GとAは魔法陣の元まで帰ることになる。 それでもリモートで通信できるから、実質上それほど困ることはない。 組織へのアタック開始(シレンのマンションにて) せっかくみんなで作った雪だるま、役に立たずに消えちゃうのかなー。 やっぱり、あぶく銭は身に付かないんだよね。 ちょっとだけ見たお金持ちの夢は、淡雪のように消え去った。 罠?ちがう、これは挑戦だよ。 私たちを招待しているようだ。 => 火事、結晶消失 夢の中、Gの夢 ------------------------------------------------------------------------- Gとシレンの暗号一騎打ち! Gの頭脳は量子コンピュータを超える Gは遙かに人間を超えているんだ! 「組織」の本当のたくらみを知る。 「組織」-- メンバーは、自らの属する地球規模の団体を、単に「組織」とだけ呼んでいた。 「組織」はいかなる国家、政治団体、宗教・思想団体にも属してはいなかった。 「組織」の中心となるメンバーは、世界有数の投機家によって成り立っていた。 メンバーの大半は、表に出て派手な名声を浴びることを好まなかった。 持てる財の規模に比して、組織が表面的なマスコミにほとんど取り上げられないのは、 彼らの行動がいかに慎重に配慮されたものであるかを裏付けている。 彼らは、静かに、迅速に、確実に、利潤を上げることを好むのだ。 組織のメンバーに関しては、年齢、性別、国籍、生い立ち、などなど、 バックグラウンドは実に多種多様で、お互いを縛る規約はほとんど無いと言ってよい。 彼らが唯一絶対のものとして信じているのは“MONEY”、ただ、それだけ。 それが結果として、彼らを自然と共通の目的へと導いているのだった。 「組織」の力は、今や中規模クラスの国家を遙かに凌駕していた。 「君の仕事がどんな成果を上げているか、見たくはないか。」 シレンをいちばん打ち負かしたのは、HAL研のプレプリントだった。 「これって、俺のと、同じ?」 愕然とした。 「そう。 恐らく混乱が収拾した頃を見計らって、世界に公開されることになるだろう。 それで、君のしてきたことは、事実上、地上から消えることになる。」 お前は捨て駒の一人。 爆弾が破裂すれば、この国とて持つかな。 解読した暗号、r1NnMyL0vE ばかっ! 思わずカッとなる。 ※このエピソード、出番がなかったね。 もう時限爆弾は仕掛けてある。 NewYork, London, そして Tokyo。 市場の暴落が始まった。 止められない。 もう、誰にも止められないんだ。 いや、止まる。 賭けていいのか。 この神がかった天才に、賭けていいのか。 止められるのは、もうGしかいない。 有限状態機械か、 なにせ私が基礎を与えたのだからな! シレン、サポートしろ。 俺の言うとおりに操作するんだ。 でも、当初はやばそう。。。 世界を見捨てるのか?! くそっ、ついてこれない。 ダメだ、ダメだ、、、俺の頭脳についてこれる人間でなければ、防ぎきれない。。。 シレンのプライドずたずた。。。 咲、危機を察知して登場。 一方、Aは2回目の魔法で召還。 土壇場で2人は出会う、 「まさか、こんな形で出会うとはな。」 「生きているうちに、パリで会っておきたかったよ、G。」 「もしそうなっていたら、歴史は変わっていたはずだ、A。」 「ならば、今、ここで歴史を変えて見せよう。」 咲、ブラック化している。 わ、私だって負けないんだからっ! 大学の計算センターにアクセス、 暗号防壁突破、 世界を相手に戦う! 因数分解 楕円関数の有理数点 置換群 長周期の乱数、ツイスター 大統領の戒厳令 7時間20分後にネットワーク封鎖 Japan?! あそこは量子コンピューティングに力を入れていたからな。 コンピュータ企業の巻き返しか。 「最後の決戦場」ノーベル経済学賞受賞者のいる有名ファンドへ 金融工学の旗手 防壁展開、単なる時間稼ぎ 頂上対決、 完成した、米軍の量子コンピュータ OK.1時間45分後に利用可能だ ・・・あと3分縮めてくれ。 ・・・やる気だな。 「もう世界経済なんてどうだって構わないんだ。 生きているうちに、こんなチャンスに巡り会えるなんて。 全存在を賭けた戦いになる。」 2人だけにしてくれないか。 我々は、数学がしたいのだ。 これまでの挙動からして、彼らは、おそらく2人だ。 ならば、我々も2人でお相手したい。 ノーベル経済学賞受賞者がふたりも参加した米国のヘッジファンド ロング・ターム・キャピタル・マネジメント コンピュータ・サイエンス出身の金融経済学者でスタンフォード大学教授マイロン・ショールズ(Myron Scholes) もう一人は数学出身の経済学者でハーバード大学教授ロバート・マートン(Robret Merton) http://www.qmss.jp/prob/finance/6-ltcm.htm 相手は基礎数論について、人間離れした能力を持っている。 相手の土俵で戦うのは戦略としてexcellentではない。 数論のフィールドを避けて、我々は、常勝の確率過程で行くか? 私は、あえて「ここ」で勝負したい。 私がコンピューター・サイエンス出身だということは、君もよく知っているだろう。 ならば、私も Mathematician だ。 決まったな。 目を見合わせて微笑んだ。しかし、その目は狼の目だ。 未知のタイプの暗号 モンスター群 .VS. ラムゼー理論 ラムゼー数、人類の知る限り、最も大きな組み合わせだ。 モンスター群 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ken/key/12_5.html 単純群で非常に大きなものがある。 それはモジュラー空間と直に結びついているんだが。 相性の悪かった、連続的な世界に 微分方程式の可解群に一気に投影できる。 非常におもしろい「宇宙」が形作れるんだ。 そう、これはもう計算なんかじゃない、Universe だ。 Gと、Aは、互いに目を見合わせて頷いた。 口を開かずとも、既に互いの想いは1つになっていた。 私たちが「この世」に留まれる期間は短い。 それまでのうちに、どうしても、これを、この世に送り出しておきたい。 たとえ我々の命が短くとも、数学は永遠なのだから。 これが、私たちが人類に贈ることのできる、最高のプレゼントだ。 受け取れ、人類よ! ・・・勝負に入ったところでカット、次の章は生い立ちへ。 ガロアの生い立ち 勝負の現場そのものは描かない。 いきなり結果に飛ぶ・・・ ノーベル賞学者、失踪。 最後に見かけたのは ・・・頭髪は一晩で白銀に変わっていた。ぶつぶつ数字を口ずさむ姿。 2,3,5,7,11,13...Prime Numer、あれは素数列だった。 発狂したとも伝えられる。 正確に素数列を刻むことができる彼は、真の Mathematician だったのだ。 彼だからこそ、受け取ることができたのだ。 人類に贈られた、最高のプレゼントを。 心療内科のベッドの上で、彼は、夢を見ていた。 ・・・人類が受け止めることができる、最高の夢を。 火災発生 もうこの世とはお別れだ。 楽しかった。 Aにも会うことができた。 君にも会うことができた。 君は、エーヴに似ている。 女ってやつは、最後まで我が儘で、無理解で、感情で動く生き物だ。 でも、楽しかったよ、我がマスター。 私が生きているうちに味わえなかった、本当の楽しさを初めて感じることができた。 もう、「ここには」戻ってこない。 最後に、私の見てきた夢を、君たちに託そう。 Gの夢、 それは、天才を狂気に追い込む地獄の世界。 そして、人類を憧れに駆り立てる、無上の天国でもあった。 世界は結晶体、かくも美しいのに、なぜ人の有様は醜いのか。 G、いなくなる。 混乱、収集に向かう様子を報道で知る。 大物投機家の自殺、をもって終わる 今や人類を脅かすものは、自然災害でも、凶悪な細菌でも、原子爆弾でもない。 巨大な数字の壁だ。 GとAは、超人的な能力で数字の壁を打ち破り、人類を危機から救った。 2人は、歴史を変えたのだ。 後日談 図書館にて、Gの手紙を見つける 私は、Gにひどいことをしてきた。 「私がマスターなんだからねっ!」 私は、Gに何をしてきたのだろう。 あれは、Gの亡霊だったのだ。 生きているうちにこの世で果たせなかった悔しさが、Gをもう1度、この世に引き戻したんだ。 そうして、私と出会った。 もっと、Gのことを解ってあげればよかった。 もっと、Gの話を聞いてあげればよかった。 もっと、Gにやさしくしてあげればよかった。 ふいに、熱い想いが込み上げてきた。 ぽろっ、涙が止まらない。。。 そっと触れるシレン、 やった!やっぱりGは恋のキューピット! あれからみんな仲良くなった。 Aからいろいろ教わった。 ある日、Aは消えた。 その代わり、咲にもBFができた。 Aにそっくりの、ちょっとはにかんだ好青年。 シレンは研究の道を選んだ。 微分方程式の可解条件というもの。 あの結晶は、2度と動かなくなった。 おかしいなー。あれも魔法だったのかな。 世紀の大発見は幻に消えた。でも、シレンならきっと、やってくれる。 咲とAそっくりの彼は、コンピューターの会社で暗号の開発に取り組んでいる。 いずれITベンチャーとして会社を起こすんだって言ってた。 私は、この結晶の世界の美しさを伝えるために、せいいっぱいがんばっている。 私には言葉が足りない、理解力も足りない。 でも、あの夢を見れたのは、私たちだけなのだから、伝えなければ。 * 素数メモ  803469022129495137770981046170581301261101496891396417650687 ※メルセンヌ合成数 2^199-1 です。 {{164504919713, 1}, {4884164093883941177660049098586324302977543600799, 1}} これならば短時間で解ける。 2^257-1 = 231584178474632390847141970017375815706539969331281128078915168015826259279871 http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,748259,00.html?iid=digg_share ... the I wish above to state exactly that the number 3 will go 7719472615821.079694904732339125271902179989777093376026305275419759957 times. Therefore Krieger's waste of paper and pencils was Therefore for naught. 231584178474632390847141970017375815706539969331281128078915168015826259279871 231584178474632390847141970017375815706539969331281128078915168015826259279871 / 7719472615821079694904732339125271902179989777093376026305275419759957] 3. x 10^7 3 * 7719472615821079694904732339125271902179989777093376026305275419759957 = 23158417847463239084714197017375815706539969331280128078915826259279871 すごく似ている、けど違うという話題でした。 I am bone of my sword. 体は剣で出来ている。 Steelis my body, and fireis my blood 血潮は鉄で、心は硝子。 I have created over athousand blades. 幾たびの戦場を越えて不敗。 Unaware of loss. ただ一度の敗走もなく、 Nor aware of gain. ただ一度の勝利もなし。 Withstood pain to create weaponswaiting for one's arrival. 担い手はここに独り剣の丘で鉄を鍛つ。 I have no regrets.This is the only path. ならば、我が生涯に意味は要ず。 Mywholelifewas"unlimited blade works." この体は、"無限の剣で出来ていた"。 しょせんお前に出来ることなど、それぐらいしかないのだから。 正義の味方なんてのは、起きた出来事を効率よく片付けるだけの存在だ。 リン、シレンを頼む。